2015年12月17日木曜日

パーティの心得

ひさしぶりに生田はパーティに行くことにした。

ほぼ、1ヶ月ぶりだろうか。

定例のレッスンが終わって、昼ご飯を食べてから出かけたのだ。

それで丁度いい時間になっていた。


ワルツ、タンゴ、スロー、ルンバ、チャチャチャ、ジルバ。

フリーダンスでは一通り踊ることになる。


それぞれ自分のパターンがあるので、
それをはずさないようにするのだが、つい欲張り、慣れないステップをしてしまうことがある。

これがいけない。


そんなとき、たいてい体も離れてしまい、相手に全然伝わらない独りよがりのおどりになってしまうのだ。


もう一度パーティの心得を。

楽しく踊ること。
できないことはやらない。というよりやってはいけない。
決めたパターン、ベーシックなダンスを心がけ、その完成を目指す。
出来るパターンを増やすこと。

出かける前に自分に言い聞かせること。


関連参照:
ワルツのポイントレッスン動画

プロレクチャー・スタンダード

世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!

↓クリックしてください

2015年12月9日水曜日

後退のステップ

後退のステップがいまの生田の課題だ。

後ろにのけ反るような感じになっているらしい。

これは男性の先生から指摘されて初めてわかった。自覚的になって。

腰をわって、落として、送り足をしっかり送りながら後退する

体はまっすぐ立っていることはいうまでもない。

いまやっているところでは、

スローのナチュラルウエーブやバウンスファーラウエイやファーラウエイなど。

クイックのバックロックなども気を付けなければいけない。

例のアシモのような格好を意識してちょうどいいようだ。


自分が考える感覚と実際とではやはり違いがあるのだ。そう思っていたほうがいい。

やはりダンス体操をしっかりやらないといけないようだ。

道は遠い。が、絶対上手くなってみせる。

「あの人とお踊りたい」と言わせるようなお踊り手になってみせる。

そう生田は言い聞かせた。


関連参照:
ワルツの基本ステップ

プロレクチャー・スタンダード

世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!





2015年11月6日金曜日

歩行困難


レッスンの前、皆が集まりだしたとき、中林さんが生田の耳元でそっとささやいた。


「あの、青木さんのこと、知っていますか?」
「なに?どうしたの」
「それがちょっと用事があって青木さんの自宅に電話をしたんですよ。

そしたらご主人が、いま、いないんですよ。
病院に入院しています、というんですよ」


「とつぜん、頭が突然痛い!」と言い出して急いで近くの病院まで行ったが、もっと大きな病院を紹介され急いでそちらに行った、というのだ。


「えっ、どうしたの?」生田は聞き返した。
「ご主人がいうには、歩行困難、になった、っていうんです」


中林さんは「いやー生田さんなら知っているかと思って」
それ以上のことは、わからない。

同じサークルに1年ぐらいいたのだが、仕事の関係で、来れないので辞める、とのことだった。

それから、ほどなくパーティなどで元気な姿を見かけていただけに、ちょっと驚きだった。


メンバーの中では、まだ若いほうで、伸び盛り、生意気盛りといった感じの人であった。

かなり上手な人が集まっている別のサークルに移ったのだ、としばらくしてわかった。

でも、それは仕方がないことで、よくあることでもあるのだった。


そんな彼女が「歩行困難」とは。ダンスの好きな女性には残酷すぎる話である。



それから、3ヶ月、青木さんについての新しい情報は聞かれない。

リハビリなどたいへんだろうし、時間がかかるのかも知れないな、
と生田はひとりごちるのだった。


関連参照:
ワルツの基本ステップ

プロレクチャー・スタンダード

世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!



2015年10月16日金曜日

シャドウで解明

チェックはどうすればいいのか?

目線などのほかに、修正すべきいくつかの点がある。


毎回のレッスンのときに、

頭が空から吊りあげられているような感覚で真っすぐ立つこと
肘をしっかり張り、最後まで緩めないこと
目線は絶対に下を向かないこと
横隔膜を上げ、腰に余裕をもたせてホールドすること
後退時は、尾てい骨から身体全体が後退する。下

この5つだろうか?
ほかに、吊り腰のイメージはどうか。日常の生活の場面で、確認できるものは意識してやってみよう。

シャドウで徹底的に解明していきたい。自分の欠点を。



関連参照:
ワルツの基本ステップ

プロレクチャー・スタンダード

世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!




2015年10月6日火曜日

正しく練習しないと、意味がない。



正しい方法で練習しないと、意味がない。

いくらやっても無駄、
というより却ってマイナスですらある。


生田は突然そう思った。

毎回のレッスンのときに、
漫然と時間を過ごすのではなく、課題をしっかり決めて練習しないと意味がない。無駄だ。


では、生田の目下の課題は何?

頭が空から吊りあげられているような感覚で真っすぐ立つこと
肘をしっかり張り、最後まで緩めないこと
目線は絶対に下を向かないこと
横隔膜を上げ、腰に余裕をもたせてホールドすること
後退時は、尾てい骨から身体全体で後退する。

この5つだろうか?

このところいつもぶち当たるのはこの5つなのだ。
何せ、個人レッスンを受けているわけでもない、自己流の解釈だが、そう思っている。

足型やルーティンなどよりいま大事なのはこれだと感じていた。


関連参照:
ワルツの基本ステップ

プロレクチャー・スタンダード

世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!



2015年8月14日金曜日

くせ

人間誰しも多かれ少なかれ何らかの「クセ」がある。

生田がその女性のクセに気づいたのは新しいサークルに行ってすぐ、最初にホールドしたときだった。

生田のかざした左腕に「トントン」とリズムを刻むのだ。

どの指でどうしているのかはわからないが確実に終わりまで刻み続けているのだった。

新しいサークルに入ってすぐと言ったが、厳密に言うと覚え始めた数年前にさかのぼることになる。


背の低い、目立たない女性だった。
ちょうど休憩の時間、その人は語るともなくつぶやいた。

「もう来るのやめようかなって何度も思うのだけど、ここまで来たのだからもう少し頑張ってみようっていつも自分に言い聞かせてるのよ」

話しながら右手でペットボトルを「トントン」していたことを思い出したのだった。

あのときにはそんなに気にならなかったが、今度組んでみるとそのクセには正直驚かされるのだった。

ほかの男性と組んだときもそうしているのだろうが、まさか聞くわけにもいかずにいた。

生田は結局その新しいサークルも都合がつかなくなりやめている。

それでも、あの女性は
「ここまで来たのだからもう少し頑張ってみよう」と、いまも指先をトントンしているのだろうか?


関連参照:
ワルツの基本ステップ

プロレクチャー・スタンダード

世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!



2015年6月15日月曜日

ダンス用の上着を買いに行く

生田はダンス用の上着を買おうと思った。

たまたま、知り合いから近くの駅の専門店のオリジナル商品なら安く買えるよ、と教えてもらっていたのだ。

それで、年金がある程度自由に使える今月買ってしまおうと前々から画策していたのだ。


午前中の、「TO DO」を一通り済ませてから出かけた。

その街は、県内では有数の古い街で、またそれを売り物にもしている。

オープン時間をちょっと過ぎた時間帯。でもまだ、店員が店の外などを掃除していた。

中に入り「上着を見に来たんですが」と告げるとすぐ地元のパーティなどで顔を見かける店長が出てきた。

「ブレザーですね。ちょっと待ってください。身長は何センチくらいですか?」といって店の奥に入っていった。


何着かもってきた。
ホールドした状態でももちろん脇が上がらないダンス用のブレザーだ。

いろいろ試着して決める。その店のオリジナルではなく、ブランドのもので約4万円。


ダメもとで、
「店長、ちょっと考えてよ」と言ってみた。

「わかりました。では」と10%引いてくれた。案外簡単。言ってみることだ。

この金額の10%は大きい。その分で帰りにおいしいワインを買うことにした。


ゆっくりだが、少しずつ生田がイメージしていた世界に近づこうとしている。それを感じていた。

いろいろ、誘惑もあるし、色気も出てくるがここは落ちついて自分を見つめて行こう。


当面

1>月曜にベーシックをしっかり固めていく。悠々踊れるようにする。
2>木曜日のレッスンを大事にして継続していけるようにする。
3>プロの良いダンスをたくさん見てイメージトレーニングする。
この週2のペースを守って、あとはパーティでその成果を試すという方式で行こうと思う。



関連参照:
ワルツの基本ステップ

プロレクチャー・スタンダード

世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!



2015年5月25日月曜日

Tango Lesson

最初にアマルガメーションを通して踊ります。それからポイントの解説が続きます。


・ツーウオーク/・ファーラウエイフォアステップ/・オープンプロムナード
・ファーラウエイリバース&スリップピボット/・シンコペイテド・リバース・ターン
・シャッセ/・ドラッグ~PP/・フォーラウエイ・ウイスク/・クロズドプロムナード
・ハーフクロ-ズドプロムナード/・オープンプロムナード/・オープンリバースターン
・スローアウエイオーバースウエイ

--------------------------



シンコペイテド・リバース・ターン~シャッセ






ドラッグ~PP





フォーラウエイ・ウイスク



オープンリバースターン、
スローアウエイオーバースウエイ




2015年5月24日日曜日

例の男と女がパーティに現れた。

目立つ、というか男に人気のあるというか、そんな女性が辞めた。

いろいろと憶測が飛ぶ。その前にもいろいろ聞いてはいた。少しだけだけど。

秘密主義らしい。


でもやめるという話を直接本人から聞いたのは3週間前。

「来月まではぜったい言わないでよ。」というもので、迫力があった。


だから、言わないでいた。

明けた月の最初のレッスンの日に皆に告げた。

気にしていた男性二人から「どうして?ほんと辞めたの」など問い合わせがあった。


その月の後半、パーティがあった。例の男と例の女がパーティに現れた。



関連参照:
ワルツの基本ステップ
世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!




2015年5月18日月曜日

自然とできるまで練習

「個人レッスン」の3ヶ月8回目。

初級教室が終わっていつものように駆けつけるのであった。

生田は今日はパンを買っていた。早めに着き、ゆっくりといただく。先週と同じようだ。


さて、今日の課題はポジションとした。

クローズドポジション、サイドポジション、プロムナードポジションだ。


いまテーマのアシモロボットスタイルはまだ、なじめないし、わからないのだが、これをマスターしなければ先はない。実行するのみだ。


仙骨を立てる、というイメージを納得させるような説明があった。私にわかるような説明だった。

「いまは、ほとんど理論的に解明されているのよ」ということだ。


注意点を思い出しながら、もう一度確認する。

・お腹を引き上げ、腕を大きく広げ、腰を落とす→仙骨立てる。のけぞらない。左前体重だ。
・インナーマッスルで左手を引き上げる。緊張感をもってホールドをする。
・絶えず大きな輪の中の左側にいなければならない。

これが自然とできるまで練習しなければいけない。



これを普段のレッスンで実行するしかあるまい。変だろうが、自分で納得するまで。

個人レッスンは今月でもうやめ、しばらく休むことを伝えた。



関連参照:
ワルツの基本ステップ
世界チャンピオンのダンスを見よう
プロのダンス動画を見よう!






2015年5月13日水曜日

河原・新井組ボールルームレクチャー

80%はこれで決まりなのです!
アシモの理由もきれいに見せる技もすべてここから始まる。



見つけました。素晴らしいレクチャーです。
知りたかったことがここにあります。偶然でした、この発見は。

他にもいろいろありましたので別の機会にご覧になってみてください。
 → プロの内緒のレクチャーシリーズ

2015年5月11日月曜日

しばらく休んでまたお願い

「個人レッスン」の3ヶ月7回目。

今日も自転車でゆっくり公民館に行く。初級教室が終わっていつものように駆けつけるのであった。

生田は事前におにぎりをふたつとお茶を買っていた。早速食べる。先週と同じようだ。


さて、今日の課題はスロー・フォックストロットとした。

やることは同じで、横隔膜を上げて、腰をいいところで折る。膝に余裕をもっていくのだ。

このアシモロボットスタイルはまだ、なじめないし、わからないのだが、これをマスターしなければ先はない。実行するのみだ。


スローといいながらワルツのホイスクに話がいく。実際やってみる。直角にまがることはない。斜め先で折れるのだ。

ついでに思い出したのがタンゴのバックコルテ。これも理屈は同じだ。

もうひとつ、オープンインピタス。ヒールプルしながら、腰の少しのずらし、回転で変化する。


注意点を思い出しながら。

・お腹を引き上げ、腕を大きく広げ、腰を落とす→仙骨立てる。
・インナーマッスルで左手を引き上げる。緊張感をもってホールドをする。
・絶えず輪の中・左側にいなければならない。

これが自然とできるまで練習しなければいけない。


身体の芯の部分を意識してみる。緊張感、ハリのある体と軸。

これを普段のレッスンで実行するのだ。

今月でもうやめよう。しばらく休んでまたレッスンをお願いしようと思う。

関連参照:
ワルツの基本ステップ

世界チャンピオンのダンスを見よう

プロのダンス動画を見よう!





2015年4月27日月曜日

普段のレッスンで実行

「個人レッスン」の2ヶ月6回目。


今日は夏のような陽気で、半袖で出かける。26度とか27度とかあるようだ。

生田は自転車でのんびりで行くことにしていた。ゆっくりこいで、30分で着いたのだ。
余裕が30分ほどあるので、昼飯をゆっくり食べる。



さて、今日の課題はスロー・フォックストロットとした。

  • まずは、ホールドの位置を直される。それから
  • 左手の緊張感。インナーマッスルで引き上げる。
  • お腹を引き上げて、左手と連動していなければいけない。

これが当面の課題だ。

アシモロボットスタイルと私は言っている。これを実行するのだ。

さすれば、ヒップはヒールの上にあることになる。


さっそく、リバースウエイブ、バックフェザーのところでひっかかる。

腰が引けてしまうようだ。

そこで、トウだけで立つ、ヒールをつけないようにしてやってみる。すると、多少是正されるようだ。

とにかくこれに慣れない限り、先はない。こいつをマスターしないといけないのだ。


前回と同じ。

注意点を思い出しながら。

・お腹を引き上げ、腕を大きく広げ、腰を落とす→仙骨立つ。
・左手に緊張感をもってホールドをする。
・輪の中・左側にいる。

これが自然とできるまで練習しなければいけない。


これは先生とのレッスンの時だけではなく普段のレッスンで実行するのだ。


関連参照:
ワルツの基本ステップ




2015年4月13日月曜日

わからなくとも身体で覚える

「個人レッスン」の2ヶ月5回目。


今日は予報は雨。実際雨なのだ。

生田ははじめからバス乗り継ぎで行くしかないと決めていた。

T公民館に着くと開始15分前だった。

電車・バス乗り継ぎだと小一時間かかるのだ。


前の組はかなり上手なのだが、それでもいろいろやりたいらしく先生に指導を仰いでいる。


さて、今日の課題は前回の続きのワルツ、とした。

ファーラウエイリバースがまずひっかかる。

「現物が来ているよ」といわれる。

体が先に来ているらしいのだ。そう言われてみるとそうなのだ。これがいけない。

・送り足で送り出して行かないといけない。
これが本当に体で分かっていないから同じことを何回も繰り返すことになるのだ。

・左手と右足は連動している。左手に緊張感というのはインナーマッスルが支えているのだ。

あとは前回の注意点を思い出しながら。


・お腹を引き上げ、腕を大きく広げ、腰を落とす→仙骨立つ。
・左手に緊張感をもってホールドをする。
・輪の中・左側にいる。

これが自然とできるまで練習しなければいけない。


これはかわらないはずだ。

なのにまた、何がなんだかわからないところに舞い込んだようだような気分だ。モヤモヤしている。

ずいぶん先週とちがうけど仕方がない。辛抱するしかない。

関連参照:
ワルツの基本ステップ



2015年4月6日月曜日

最高の気分だけど

「個人レッスン」の4回目。


今日も生田は、自転車でT公民館に向かう。気分は悪くない。

お天気ならばいいのだ。

心配していた雨は幸い降らなかったのだ。



さて、今日の課題は道々考えていた。

先週サークルで、突然ワルツとスローをやり出したので、そのルーティンのワルツにする。


ワルツ。

ナチュラルスピンターンからなのだが、いきなりひっかかる。

もちろん懸案のホールドもインナーマッスルがまだ使えてないので不安定だ。


ホールド、姿勢は例のHONDAのロボット「アシモ」をイメージする。

「アシモ」で膝や仙骨を立てる作業に入れるからだ。旨は意識して張る必要はない。

横隔膜を上げる方に意識をもっていけば胸は連動しているのだから。

ダンベルを使ってのインナーマッスルの上げ方を先生から教わる。


手に持って、前にまっすぐあげればいいのだ。そうすれば横隔膜は自然とあがる。

これをもっと鍛えなければ、この先のレッスンに耐えられない。


あとは前回の注意点を思い出しながら。


・お腹を引き、腕を大きく広げ、腰を落とし、左手に緊張感をもってホールドをする。
・絶えずふたりの中で作る空間の中の左側に男性がいる。

これが自然とできるまで練習しなければいけない。


左手に緊張感、というのはインナーマッスルが支えているのだ。

「今日はよかったよ。自分でも感じが良かったでしょう?」と先生から言われた。
最高の気持ちだけど、ほんとところまだわかっていない、のだ。

でも気分良く次に進もうじゃないか。


関連参照:
ワルツの基本ステップ

2015年3月23日月曜日

ロボット「アシモ」で踊る

「個人レッスン」の3回目。


生田は、今日も自転車でT公民館に向かう。


今日は少し早めに到着した。

今日の課題は前回のホールドの復習と出来たらすこしでもタンゴと考えていたが、その通りになった。


前回からの課題のホールド、姿勢をHONDAのロボット「アシモ」になぞらえてみた。



「アシモ」で膝や仙骨たてる作業に入れるからだ。

すると先生は「それもいいでしょう」と軽く流された。これで自分なりに「態勢」に入れるのだ。

前回と同様左手の緊張感。腹からのインナーマッスルで左手の緊張感を持たせるのだ。


・お腹を引き、腕を大きく広げ、腰を落とし、左手に緊張感をもってホールドをする。
・絶えずふたりの中で作る空間の中の左側に男性がいる。


これが自然とできるまで練習しなければいけない。



具体的には、タンゴを通して

・オーバースウエイ
・レフトホイスク
・スローアウエイオーバースウエイ

この3つを通して「セットしてから次の形」に入っていく手順などを教えていただいた。

今日も腰が痛くなる。気が付くと30分近く経っていた。あっという間だ。


関連参照:
タンゴの基本ステップ    


2015年3月16日月曜日

自然にできるまで練習

「個人レッスン」の2回目。

生田は、自転車でT公民館に向かう。

バスと電車、そしてまたバスを使うしか手だてがない、陸の孤島にあるこの公民館にはこの方法が一番いい。


車を買って、などと思ったがそんな必要はないようだ。



さて、今日は少し早めに到着した。

今日の課題は前回のホールドの復習と出来たらすこしでもタンゴと考えていたが、その通りになった。


「割る」。後退する足は前進する足に圧されて後退するのだ。単独で後退はしていない、のだ。

このことを「割る」と先生は表現していた。


それと今日感じたのは左手の緊張感腹からのインナーマッスルで左手の緊張感を持たせるのだ。右手は要らない。右手は自分のものではない。


お腹を引き、腕を大きく広げ、腰を落とし、左手に緊張感をもってホールドをする。
絶えずふたりの中で作る空間の中の左側に男性がいる。


これが自然とできるまで練習しなければいけない。


当然、腰も痛くなる。腕も痛くなる。普段使っていない筋肉を使うからだ。

今日も「はっ」と気が付くと30分近く経っている。


生田が終わりのあいさつすると、先生から

「今日はよかったよ」

のひとこと。


素直にうれしい。本当に喜ぶことにした。素直に行こう。




2015年3月11日水曜日

姿勢が良くなければ活動ができん




現在104歳のスプリンターおじいちゃん、宮崎秀吉さんの本に、
こんなところがある。
(『103歳世界最速のおじいちゃんスプリンター』から)


------------------------
 


     

   宮崎秀吉さん  



何をするにも姿勢が良くないといかん。

これは健康であることの基本だと思う。姿勢が悪ければ長い時間歩くことだってできない。

まして走ることなんかとても無理というものだ。(中略))

ただ、良い姿勢を作ろうとして、背筋を無理にピンと張る人がいるが、これは良くない。

あくまで自然に、どこかに変に力を入れちやダメだよ。

自然に背中は真っ直ぐになるように、

腰の上に頭が乗った状態で体が一直線になり、それで腰をグッと落とすと、

立っていても座っていても安定して楽になる。


その状態をいつまでも保っていられれば、良い姿勢ということ、わしは自然にそうしている。 」

-------------

上の写真は103歳の時。素晴らしい姿勢の良さ!こうありたいと思うのです。
(P111:写真、P.112に記事)
-------------

この「腰の上に、、、」以下の文は個人レッスンのホールドをそのまま思い起こさせる一節なのです引用させて頂きました。



2015年3月10日火曜日

ホールドと立ち方

「個人レッスン」の一回目。

天気予報では間違いなく雨なのだが、いつごろから降るのか。

初級のレッスンが終わって駆けつけた時はほとんど降っていなかった。

生田は、わずかにけぶる中、T公民館に到着。


時間は一回30分。

課題を自分で決めていかないとあっという間に終わってしまう。

高いお金を払っているのだから有効に使おうと考えた。

また、いろんなものを犠牲にしているのだからとも思う。



それで今回のテーマを「ホールドと立ち方」にした。

以前からの課題をしっかり確認したいのだ。


ホールド

・お腹に緊張感を持たせて踊る。インナーマッスルを働かせて上半身を支配するのだ。
 仙骨を立てる、のだ。そのためには背筋を伸ばすだけでなく、ゆるく腰かけの姿勢が必要。

・プールで顔がようやく出ているくらいの水量で呼吸も難しいような状況を想定した。

・だからそんなに同じ姿勢で長い時間踊れない。「1分30秒くらいだからなんとかなるでしょう」とのお言葉。


立ち方

・男女とも左側が自分の領域。いつもそこにいなければいけない。

・左手のホールドに緊張感・メリハリを感じながら踊る。

左手もインナーマッスル、緊張感でコントロールする。ホールドも立ち方も上半身の問題、なのではなく、お腹、インナーマッスルの問題なのだ。


帰りがけの会話。
「あなた見た目、何となく、出来そうな感じなんだから」
「そうなんですよ。パーティなんかでも、踊ってみたら、なんだ普通じゃない」
と呆れられることがしばしばあるのだ、と説明する。

すると、先生は
「普通ならいいじゃない」ときた。

地獄のような30分間が終わる。次のカップルは、すでに待っている。

生田は足早に、じゃあーじゃあー雨が降っている外に飛び出した。

2015年3月2日月曜日

個人レッスン&状況の変化

生田は以前習っていた先生にお願いして「個人レッスン」をすることになった。

ようやく実現したのだ。

月3回、一回30分なので、あっという間に終わる。

以前の経験からそう思う。

また、厳しい先生なのでぶつかっていく気持ちがないとくじけてしまいそうなのだった。

そこで、自分が納得できるように一回一回課題を設けてぶつかることにした。

初回はホールドに決める。

なんども出てくるテーマだ。この疑問を解消するようにしたいのだ。



生田はレッスンの会場になる公民館を下見に行った。

陸の孤島のようなところにその公民館は建っている。辺鄙だからほんとに地元の人しか行かない。

だが、別の見方をすると「穴場」なのだ。いつでも希望する時間帯がとれるのだ。

そんなところだが、生田が行くにはかなり時間がかかる。電車、バス、徒歩でつないで結構な時間がかかることがわかった。小一時間かかるのだ。

そこで生田は秘策を講じた。



生田はいろんなものを犠牲にしての個人レッスンになる。それだけに集中して臨みたいと思っている。

年齢的にも、もうそんなに時間はない。ある程度の線までいくことを目処にしていきたい。

一応5年を目処に挑戦する。そう決めました。

この5年の時間の間にいろんなことが変わりそうだ。

身辺のこと、家族のこと、人生のこと、死のことなどを考え、この状況を生き抜いていきたいものだ、と思うのだった。