2015年3月23日月曜日

ロボット「アシモ」で踊る

「個人レッスン」の3回目。


生田は、今日も自転車でT公民館に向かう。


今日は少し早めに到着した。

今日の課題は前回のホールドの復習と出来たらすこしでもタンゴと考えていたが、その通りになった。


前回からの課題のホールド、姿勢をHONDAのロボット「アシモ」になぞらえてみた。



「アシモ」で膝や仙骨たてる作業に入れるからだ。

すると先生は「それもいいでしょう」と軽く流された。これで自分なりに「態勢」に入れるのだ。

前回と同様左手の緊張感。腹からのインナーマッスルで左手の緊張感を持たせるのだ。


・お腹を引き、腕を大きく広げ、腰を落とし、左手に緊張感をもってホールドをする。
・絶えずふたりの中で作る空間の中の左側に男性がいる。


これが自然とできるまで練習しなければいけない。



具体的には、タンゴを通して

・オーバースウエイ
・レフトホイスク
・スローアウエイオーバースウエイ

この3つを通して「セットしてから次の形」に入っていく手順などを教えていただいた。

今日も腰が痛くなる。気が付くと30分近く経っていた。あっという間だ。


関連参照:
タンゴの基本ステップ    


2015年3月16日月曜日

自然にできるまで練習

「個人レッスン」の2回目。

生田は、自転車でT公民館に向かう。

バスと電車、そしてまたバスを使うしか手だてがない、陸の孤島にあるこの公民館にはこの方法が一番いい。


車を買って、などと思ったがそんな必要はないようだ。



さて、今日は少し早めに到着した。

今日の課題は前回のホールドの復習と出来たらすこしでもタンゴと考えていたが、その通りになった。


「割る」。後退する足は前進する足に圧されて後退するのだ。単独で後退はしていない、のだ。

このことを「割る」と先生は表現していた。


それと今日感じたのは左手の緊張感腹からのインナーマッスルで左手の緊張感を持たせるのだ。右手は要らない。右手は自分のものではない。


お腹を引き、腕を大きく広げ、腰を落とし、左手に緊張感をもってホールドをする。
絶えずふたりの中で作る空間の中の左側に男性がいる。


これが自然とできるまで練習しなければいけない。


当然、腰も痛くなる。腕も痛くなる。普段使っていない筋肉を使うからだ。

今日も「はっ」と気が付くと30分近く経っている。


生田が終わりのあいさつすると、先生から

「今日はよかったよ」

のひとこと。


素直にうれしい。本当に喜ぶことにした。素直に行こう。




2015年3月11日水曜日

姿勢が良くなければ活動ができん




現在104歳のスプリンターおじいちゃん、宮崎秀吉さんの本に、
こんなところがある。
(『103歳世界最速のおじいちゃんスプリンター』から)


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   宮崎秀吉さん  



何をするにも姿勢が良くないといかん。

これは健康であることの基本だと思う。姿勢が悪ければ長い時間歩くことだってできない。

まして走ることなんかとても無理というものだ。(中略))

ただ、良い姿勢を作ろうとして、背筋を無理にピンと張る人がいるが、これは良くない。

あくまで自然に、どこかに変に力を入れちやダメだよ。

自然に背中は真っ直ぐになるように、

腰の上に頭が乗った状態で体が一直線になり、それで腰をグッと落とすと、

立っていても座っていても安定して楽になる。


その状態をいつまでも保っていられれば、良い姿勢ということ、わしは自然にそうしている。 」

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上の写真は103歳の時。素晴らしい姿勢の良さ!こうありたいと思うのです。
(P111:写真、P.112に記事)
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この「腰の上に、、、」以下の文は個人レッスンのホールドをそのまま思い起こさせる一節なのです引用させて頂きました。



2015年3月10日火曜日

ホールドと立ち方

「個人レッスン」の一回目。

天気予報では間違いなく雨なのだが、いつごろから降るのか。

初級のレッスンが終わって駆けつけた時はほとんど降っていなかった。

生田は、わずかにけぶる中、T公民館に到着。


時間は一回30分。

課題を自分で決めていかないとあっという間に終わってしまう。

高いお金を払っているのだから有効に使おうと考えた。

また、いろんなものを犠牲にしているのだからとも思う。



それで今回のテーマを「ホールドと立ち方」にした。

以前からの課題をしっかり確認したいのだ。


ホールド

・お腹に緊張感を持たせて踊る。インナーマッスルを働かせて上半身を支配するのだ。
 仙骨を立てる、のだ。そのためには背筋を伸ばすだけでなく、ゆるく腰かけの姿勢が必要。

・プールで顔がようやく出ているくらいの水量で呼吸も難しいような状況を想定した。

・だからそんなに同じ姿勢で長い時間踊れない。「1分30秒くらいだからなんとかなるでしょう」とのお言葉。


立ち方

・男女とも左側が自分の領域。いつもそこにいなければいけない。

・左手のホールドに緊張感・メリハリを感じながら踊る。

左手もインナーマッスル、緊張感でコントロールする。ホールドも立ち方も上半身の問題、なのではなく、お腹、インナーマッスルの問題なのだ。


帰りがけの会話。
「あなた見た目、何となく、出来そうな感じなんだから」
「そうなんですよ。パーティなんかでも、踊ってみたら、なんだ普通じゃない」
と呆れられることがしばしばあるのだ、と説明する。

すると、先生は
「普通ならいいじゃない」ときた。

地獄のような30分間が終わる。次のカップルは、すでに待っている。

生田は足早に、じゃあーじゃあー雨が降っている外に飛び出した。

2015年3月2日月曜日

個人レッスン&状況の変化

生田は以前習っていた先生にお願いして「個人レッスン」をすることになった。

ようやく実現したのだ。

月3回、一回30分なので、あっという間に終わる。

以前の経験からそう思う。

また、厳しい先生なのでぶつかっていく気持ちがないとくじけてしまいそうなのだった。

そこで、自分が納得できるように一回一回課題を設けてぶつかることにした。

初回はホールドに決める。

なんども出てくるテーマだ。この疑問を解消するようにしたいのだ。



生田はレッスンの会場になる公民館を下見に行った。

陸の孤島のようなところにその公民館は建っている。辺鄙だからほんとに地元の人しか行かない。

だが、別の見方をすると「穴場」なのだ。いつでも希望する時間帯がとれるのだ。

そんなところだが、生田が行くにはかなり時間がかかる。電車、バス、徒歩でつないで結構な時間がかかることがわかった。小一時間かかるのだ。

そこで生田は秘策を講じた。



生田はいろんなものを犠牲にしての個人レッスンになる。それだけに集中して臨みたいと思っている。

年齢的にも、もうそんなに時間はない。ある程度の線までいくことを目処にしていきたい。

一応5年を目処に挑戦する。そう決めました。

この5年の時間の間にいろんなことが変わりそうだ。

身辺のこと、家族のこと、人生のこと、死のことなどを考え、この状況を生き抜いていきたいものだ、と思うのだった。