2016年9月29日木曜日

プログレッシブ・サイド・ステップのこと


ダンスの技術書「ボールルーム・テクニック」。

ここに、タンゴの足型2番としてプログレッシブ・サイド・ステップが紹介されている。

たぶん聞いたことがないステップだと思います。

ワルツのクローズドチェンジと同じで、いまほとんど踊られていません。 

こう書かれています。

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足型2番 プログレッシブ・サイド・ステップ(PSS)
               タイミング (カウント):QQS

男子:
< CBM:なし>
<1.左足 CBMP に前進、方向は先行の足型による、フットワークH>
<2.右足 横少し後ろへ、フットワークIE(インサイド・エッジ)>
<3.左足 CBMP に前進、フットワークH>
 回転量:第一歩と第三歩に少しのCBMが用いられる場合は、少し左へ回転することができ
る。>

女子:
< CBM:なし>
<1,右足 CBMP に後退、方向は先行の足型による、フットワークBH>
<2.左足 横少し前へ、フットワークBのIE,H>
<3.右足 CBMP に後退、フットワークB>

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だが、習ったことがないので今イチよくわからないので、調べていたら、

「タンゴの基本」http://tango-figure.blogspot.jp/) というホームページにあった。

かなり古い動画と思わせるものだが、
どんなステップなのか左右両方から見せていて、よく分かる。ここの3番目に出てきます。

ほとんどの人が見たことがないステップだと思いますが、なぜこのステップに注目したのか。

『ダンス上達の道しるべ』に、こうあります。

 「右足は左足の横少し後ろですから、、その右足に体が確実に乗り切ったら、
 左足に乗り切っていた体が少し後戻りをして、前後の揺れ(ロック)が現れるはずで、
 これがプログレッシブ・リンクの決め手として必要のものです。」

詳しくは以下を参照
http://www7b.biglobe.ne.jp/~seichi/tango.html#purosai


ちなみに、「ボールルーム・テクニック」には、プログレッシブ・リンクの解説はこうです。
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足型3番 プログレッシブ・リンク   (QQ)
男子:
< CBM:なし>
<1.左足 壁斜めに CBMP に前進、フットワークH>
<2.右足 壁斜めに面して PP で横少し後ろへ、フットワーク足のIE,左足BのIE>
< 註)第二歩をとる時、右サイドを少し後ろへ引く。>

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男子の足の位置をプログレッシブ・サイド・ステップ(PSS)と比較してみてください。

プログレッシブ・リンクはプロムナードに続けるために方向を指定してありますけれども、ステッブの仕方はプログレッシブ・サイド・ステップと全く同じです。(『ダンス上達の道しるべ』)

ですから、プログレッシブ・リンクを踊るときのたしかなヒントになるのです。


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